数年前に、私はある絵画教室に週一回通っていました。そこでの印象的かつおバカな話をふと思い出したので、シェアしたいと思います。
教室にはいくつもの石膏がありましたが、なんとなく描きやすそうな通称『ラボルト』と呼ばれる古代ギリシャ神話の虹の神、イリスの彫像を選びました。
このラボルト、シンプルだから描きやすいと思って選んだのに、なかなか難しい。
その日はあいにく、担当の先生が不在だったので、あわよくばLINEで先生に聞けたら、と思い、デッサンをしながらLINEでアドバイスをもらうことに。
すると、
「塊を感じなさい」と。
そんなこと言われても、どんな人かもわからないのにラボルトの魂なんてこんな石膏からじゃ感じないよ〜、と内心思いながら描いていました。
そこで私は思い切って、
「ラボルトってどんな人だったんですか?」
とLINEで聞くと、先生は、
「そんな大昔の人、知らんがな」と。笑笑
「魂を感じることができません。どうしたらいいですか?」
と先生に聞いてみると、先生は、
「魂なんて言ってないよ、塊を感じなさい」と。
つまり、ラボルトを人間と思わないで、ただの塊として感じることが大事なのだとか。
私、「塊(かたまり)」を「魂(たましい)」と読み間違えていたんですね笑
恥ずかしくて笑いが込み上げてきて、一人で笑ってしまい、クラスメイトたちは「???」でした笑
そして出来上がったデッサンはこれ↓
頭でっかちなラボルト!笑
耳の大きさと位置がおかしい。
鼻が長すぎる。
いろいろがアンバランスだわ〜笑
ちなみにこのラボルトの顔の右側に出来ていた傷を描きたくて、このアングルにしましたが、右側を向くのって未来を見ているそうです。
またデッサンをしたくなりました。次こそは塊を感じるゾ!