皆川さんの考え方といずのやのスウェディッシュ

東京にいる娘から、ミナペルホネンに職場見学に行ってきたとLINEが来ました。ミナペルホネンとは皆川明氏のテキスタイルブランドで、いずのやのアンティークベンチシートの布地でもあり、以前ここのブログでも紹介しました。

なんと、50、60代の店員さんもたくさんいて、娘に話しかけてくれた方は88歳!年齢ではないんだな、って思わされると同時に、すごく尊敬できる会社だなぁと思いました。私は以前勤めていたところで皆川さんを何回も接客させてもらったことがあります。彼は常に謙虚で思慮深く、店員だろうが何だろうが関係なく自然体に接してくださり、そのお人柄を知っていたので、娘から聞いたいろんなミナペルホネンでの話は、さすがやっぱり!という一言に尽きます。

娘から送られてきた皆川さんのどこかでのコメントがとてもしっくりきたので、テキストを起こしてみました。ここで皆さんにシェアしたいと思います。原文のまま抜粋させていただきます。

 

『お客様の利用価値を考えた場合、長く使うほど、支払った対価の時間当たり金額は下がっていきます。たとえば、10万円の椅子は高額のようですが、30年(約1万日)長持ちするなら、1日当たり10円の投資です。安物ではなく、10万円の価値がある立派な椅子が毎日の暮らしの中にあることは、精神的な充実にもつながります。さらに、アンティークやビンテージ品がそうであるように、良いものほど価値は劣化しにくいのです。その後、リセールする場合にも、価値を維持しながら再販できることもあります。

そうした良いものを作るには、時間をかけて吟味し、技術を熟練させていく必要があるのですが、それによって作り手の心も技術も充実します。ただ機械的にたくさん作るよりも、自分の人生をかけて良いものをじっくりと作るほうが、喜びがあると思うのです。』

 

お金のことだけでなくても、恐らく『手作り』『時間をかけて紡いできたもの』にこそ、宿るエネルギーがあると感じます。愛おしさ、愛着、精神的な充実。例えお母さんの刺繍が下手くそでも、もらうとなんか嬉しい、みたいなそんな感覚?笑

いずのやのスウェディッシュも、亀さんペースですが、お陰様でリピーター様も増えてきました。忘れられないくらい美味しいご飯を食べたような、そんな満足感とやみつき感をお客様には味わっていただけるよう、形には残らないからこそ伝わるものをご提供していきたいです。

 

今日の一曲はこちら!この曲はドリカムの中でも大好きな曲のひとつ。寒くなってくるこの時期になると、むしょうに聴きたくなります笑