アメリカ爆笑旅行 vol. 15(最終話)

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つづき

子分との再会の興奮さめやらぬまま、その後私たちは出国審査へと向かった。「うちらが面白すぎてアメリカが離さないかもよ!ガハハ」などくだらないジョークを交わしていたのだが、このあと、調子に乗って旅をしてきた私たちに、とんでもない仕打ちが待っていた。手荷物のリュックサックからあるモノを没収されたのだ。出国審査官は、意外なモノが出てきて不思議そうに首を傾け、若干ニヤついていた。Yは機内で食べよう飲もうと思ってわずか数分前に買ったばかりの飲食物類を、私は忍ばせておいた大事な濃厚ケチャップを没収された。それぞれ自分で専用のゴミ箱に捨てるように言われ、もったいなかったがそうすることしか出来なかった。こうして私たちを乗せた飛行機はダラスを離れ、帰りの便でも離れた席で過ごし、無事成田に着いた。入国審査も滞りなく済ませ、直行バスに揺られ、かくして珍旅は終わった。

のちにYは高級フレンチ代金を働いて取り戻した。ニューメキシコで投函したそれぞれの家族や友人宛ての絵葉書は、やはり私たちの帰国後に届き、なんとも言えないビミョーな気持ちになった。漫画『がきデカ』に似ている友達に『がきデカ』のイラストだけをデカデカ描いて送った絵葉書だけは、なぜか届かなかったらしい。恐らくニューメキシコに住む郵便局職員がそれに一目惚れして思わず持ち逃げしたのだろう。ダラスで再会した子分は、その後中国系アメリカ人の女性と結婚し娘が生まれ、幸せに暮らしている。

あれから5年経とうとしているが、今でも思い出話で何千回と笑う私たち。涙を流してヒィーヒィー笑い合うことができるのは、幸せなことなのかもしれない。私を連れ出してくれて、なんやかんや楽しませてくれたYに最大級の感謝を!

めでたし めでたし

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省略もしながら綴ってみたこの2016年の旅。皆さんいかがでしたか。実はここには到底書けない内容もかなりありますが、お察しください(笑)

旅に出かける前は、きっと喧嘩もするんだろうと思っていましたが、奇跡的に一回も揉めることもなく、毎日楽しく過ごすことができました。こうして振り返ってみても、ここに綴った会話以外で交わした内容は、何一つ覚えていないYと私。とにかく仲間たちの理解と協力のお陰で決行できたことに、感謝しています!

Yちゃん、次回は数年後…私の記念旅行のコーディネートよろしく〜(笑)

 

アメリカ爆笑旅行  完

長々と読んでくださり、ありがとうございました😊