アメリカ爆笑旅行 vol. 7

アメリカ爆笑旅行 vol. 1 はこちら

アメリカ爆笑旅行 vol. 2 はこちら

アメリカ爆笑旅行 vol. 3 はこちら

アメリカ爆笑旅行 vol. 4 はこちら

アメリカ爆笑旅行 vol. 5 はこちら

アメリカ爆笑旅行 vol. 6 はこちら

 

つづき

そしてまたさらに南下。やや南西に針路を取り、プレスコットという町に着いた。前日予約していた安宿にチェックインした。コの字型をしたよくあるタイプのモーテルだ。フロントにいたカウボーイ風のおじさん従業員が話しやすそうだったので、そのおじさんにあることをお願いしてみた。ラスベガスの街中で白昼に起きた事件を録画しておいたのだが、撮影していた私のスマホに向かって何やら早口でまくしたてる犯人らしき男のセリフが何回聴いてもわからなかったので、おじさんに動画を検証してもらったのだ。結果的におじさんも何回聴いてもわからなかった。恐らく「何撮ってんだよバカやろー」的なセリフだと思われるが、ネイティブスピーカーのおじさんがわからなかったとは、至極残念だった。

消化不良状態で荷物を部屋に置きに戻り、今度は近くのコインランドリーに向かった。その朝チェックアウトした宿で洗濯をしたのだが、あいにく乾燥機がふさがっていて乾かすことができず服が濡れたままだったのだ。もう一度洗濯をし直し乾燥機を終えて洗濯物を畳んでまた部屋に戻り、しばらくおのおののベッドでくつろいでいた。部屋は狭いがやけに背の高い大きなベッドが2台。ベッドのマットレスは簡単に腰を掛けることもできないほど高い位置にあるのだ。天井にはシーリングファンがくるくる回っている。ベッドで仰向けに横たわっていると、目の前にあるシーリングファンにすぐ手が届きそうだ。このあとこの部屋で我々の旅史上、最大級の事件が起こったのだが、公にすることは控えておこう。真相を知りたいあなた、ぜひいずのやにお越しください。合言葉は『シーリングファン』。

余談だが、旅ではその時の気分でいろんなレストランやファストフード店などで食事をした。どこのお店でも、アメリカでは男性が近くにいるとドアを開けて先に女性を通してくれるレディファーストという文化がある。慣れないYは、ドアを開けて待っていてくれるその男性たちのことについて「もう!好きになっちゃうじゃ〜ん」とか「あの人私のこと好きなのかも」など突拍子もないことを割と本気で言っていた。彼らにはYに対して恋愛感情は決して無かったはずなので、私はその度にYをたしなめなければならなかった。あるドライブインの駐車場での出来事。スレンダーでスタイルのいいYが歩いていると、後ろからやたら口笛が聞こえ、無視して歩いていたが鳴り止まない。Yが立ち止まって振り返るとその口笛が止んだ。そしてYは再び歩き出したのだが、口笛はもう二度と聞こえなかった。何か問題でもあったのか。その場に居合わせなかった私には真相は闇のままだ。

つづく

アメリカ爆笑旅行 vol. 8 はこちら