アメリカ爆笑旅行 vol. 6

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つづき

Yにとってのこの旅の目的のひとつは、本場ネイティブ・アメリカンのラグを買うことだった。旅の途中、お目当ての品を根気よく探してきたのだが、どれもYが求めていたものとは違っていた。「何でもいいじゃん」と私が言うと「いや、ここまで来たんだから絶対に探す!」と曲げないY。面倒くせーな、と思ったが、今回の旅はYのためだからと、仕方なく買い物にも付き合った。セドナでも彼女の求めているラグは見つからなかった。

さらにさらにアリゾナ州を縦断。出発前に予約をしたかったジップラインがあるエリアを通過。広大なサボテン畑を命綱ひとつで滑走する比較的長距離のアトラクションなのだが、Yが怖いからイヤだと言って、泣く泣く諦めたのだった。やれやれ…。

振り返ってみれば、ここまで来るのに何軒のガソリンスタンドに寄ってきたことか。最初の給油のときは、システムが全くわからずオロオロしていたら、親切な若者がやり方を教えてくれたっけ。アメリカではセルフが当たり前だが、私は当時セルフのやり方がわからなかったので、全てYにやってもらっていた。ガソリンを入れる前に、店内でデポジットとして前金を払う。それより少なければお釣りを返金してくれるし、ピッタリだとその分の給油ができる。いつの間にか、店頭でお金を払い注文する係は私で、Yはひたすらガソリンを入れる係となっていた。特に決めた訳でもないのにガソリンスタンドに寄ると自然に自分の役割をこなしていた。モニュメントバレーに行く途中に立ち寄ったネイティブ・アメリカンの居住区域内にある、さびれたガソリンスタンドにて。いつものように私が店内に入って支払いを終えて外に出ると、外で待っていたYが「ねぇ、ねぇ、今、そこで犬が交尾してたよ、すごいねこの土地は!さすが聖なる地だね!」と興奮気味に話してきた。念のため言っておくが、Yは当時50歳である。

つづく

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