アメリカ爆笑旅行 vol. 4

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つづき

さっさと支度をして、いざグランドキャニオンへ!雄大なパノラマビューって、まさにこのことだな、と思いながら、小径をひたすら歩く私たち。崖っぷちギリギリは怖すぎて、少し離れたところに座り、またまたボーっと眺め続けた。何か自分たちの記念になるものを買おうよ!となり、土産物屋に寄ってお揃いのキーホルダーを買った。「Grand Canyon 2016」と書かれているベタなプラスチック製のものを選んだ。私たちのことだから後日、あれ?何年に旅行したっけ?となるからだ。忘れないようにと選んだこのキーホルダーも、今はすでに行方不明。

日が暮れ始め辺りが暗くなってきたころ、周りの人達が小走りでどこかに向かっていった。「みんなどこに行くんだろね…。あっ!!そういえば夕陽が沈む絶景スポットが確かこの先にあるんだっけ…、間に合うかなァ、急ごう!」と二人で一行のあとをつけた。すると開けたエリアがあり、大勢の人たちが佇んでいた。太陽がちょうど沈んだ直後で、辺りはもう暗くなっていた。「もう!!余裕かまして大丈夫とか言ってて間に合わなかったじゃ〜ん!」そう言ってかなり残念がるY。「しょーがないだろ」と私。

せっかくだから、とYの写真を暗闇で撮影していたその時、イケメンアメリカンが近づいてきて「二人のツーショット写真を撮りましょうか?」と親切に声を掛けてくれたが、私はとっさに断った。すると不思議そうな顔をして彼は去っていった。Yは「せっかく申し出てくれたのに、何で断っちゃったの?」と笑いながら言ってきたので「お前とのツーショット写真なんて、いらねー!」と返した。「全くひどいよねぇ!」と悲しそうなY。二人のバカデカい笑い声が、グランドキャニオンにコダマしまくったのだった。

翌朝、グランドキャニオンで撮った写真を見ていたら、ツーショット写真を拒んだ場所で撮影した1枚の写真を見て笑い転げた。心霊写真だと思ってよく見たらYだったのだ。「失礼しちゃうよねー、ホントひどい!」と言いながらも、Yは爆笑していた。寒かったし真っ暗だったから、すえ恐ろしい顔で写っていた。それはもちろん激ヤバな門外不出モノとなった。何かのときにこれをネタにYをゆすろうと思って取っておいたのだが、結局帰国後すぐに私のスマホが故障し、写真データも連絡先もすべて消えた。残念で悔やみきれない。

つづく

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